合板の種類
合板は、建築材に限らずいろんなものに使われています。
例えば、船の外板や楽器はたまた仏壇などなどです。
同じように見える合板でも用途によって何種類も分かれています。
「ベニヤ板」、「○○合板」と聞いたことある人は多いと思います。
ベニヤ、ラワンベニヤなど言います。
実際は本来の「ベニヤ」の意味
原木を0.6mm~3.0mmにスライス又は大根みたいに剥いた単板を指します。
そのベニヤ(単板)を繊維方向を交差させて貼り合わせたものを「ベニヤコアー合板」といいます。
その他の合板の構成種類として「ベニヤコアー合板」の他に、
「ランバーコアー合板」家具、ドア、船舶の間仕切り
「ボードコアー合板」
「特殊コアー合板(軽量合板)」があります。
通称「ベニヤ板」というのは大抵「普通合板」のこと指します。
一般的によく見かけるのはラワンやシナの単板を貼り合せたもので
「ラワン合板(ベニヤ)」や「シナベニヤ(合板)」とも呼ばれています。
重要な性能として「接着性能」があります。
特類(フェノール樹脂接着剤等)
1類(メラミン樹脂接着剤等)
2類(ユリア樹脂接着剤等)に分類されます。
特類・・・住宅の耐力壁もしくは、屋根に使われ、常時湿った場所で使
われるような場合に用いられます。
例として、舟艇用合板、構造用合板
1類・・・断続的に湿ったりする場所で使用する合板
コンクリート型枠用合板(コンパネ)、住宅下地用、建築物
外装用合板など
2類・・・家屋内装や、多少の湿気がある場所で使用できる合板
主に住宅、家具、車両等の内装に使われます。
※「JAS規格」に基づくものです。